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執筆者の写真Naoyuki Nakahama

日本のレッドデータ検索システム (データベース紹介)

絶滅が危惧されている生物種が掲載されるレッドデータブックやレッドリストは、世界規模だけでなく国内でも作成されています。平成以降は全都道府県や一部の市町村でも作成されるようになり、各地の絶滅危惧種の現状が少しずつ解明されるようになってきました。


しかし、各都道府県レベルでは絶滅危惧のランクを一つ一つ確認するのは大変です。

そこでオススメのデータベースが、「日本のレッドデータ検索システム」です。


こちらでは各都道府県の最新のレッドデータブック・レッドリストが網羅されています。気になる生物を検索すると、国の選定状況に加えて各都道府県での選定状況が地図上・また表でまとめて掲載されるのがありがたいですね。


たとえば、私が以前研究対象種としていたスズサイコで検索してみると。。。

国レベルでは準絶滅危惧(NT)、また都道府県では兵庫県と愛知県を除く全都道府県で掲載されていることが分かります。


キキョウやオオムラサキなど、身近だと思っていた種がいつのまにか絶滅危惧種に選定されていることもしばしばありますので、いろいろな生物の名前で検索されてみてはいかがでしょうか。



蛇足ですが、環境省による国のレッドデータブックについてはこちらのサイトでまとめられています。レッドデータブックとはなにか?また絶滅危惧のランクについて詳しく紹介されているので、こちらもオススメです。

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